statistics-channelsについて
statistics-channels { [ inet ( ip_addr | * ) [ port ip_port ] [ allow { address_match_list } ]; ] [ inet ...; ] };
statistics-channelsではシステム管理者がnamedの統計情報にアクセスするためのチャネルに関する設定を行います。
statistics-channelsでは複数のプロトコルがサポートされる予定だが、今のところはHTTPアクセスしかサポートされていない。
HTTPアクセスを使用しない場合は特に問題にならないが、有効にするにはlibxml2を使ってコンパイルしたBind9が必要。ただし、今のところHTTP付でコンパイルしてもHTTPアクセスはエラーになる。
inet設定はTCPソケットを使って特定のポートでListenする。アドレスはIPv4もIPv6も利用可能。アスタリスク(*)はIPv4のワイルドカードとして動作し、コロンコロン(::)はIPv6のワイルドカードとして動作する。
ポート番号の指定がない場合はHTTPチャネルとしては80番が利用される。ポート番号ではアスタリスク(*)は利用できない。
統計情報チャネルに対するアクセスはallowで設定し、IPアドレスのリストに従いアクセスが許可される。allow設定がない場合はnamedは全てのアドレスからの接続を許可する。しかし統計情報は重要な情報なので接続できるIPアドレスは
必要最小限に設定するべきでしょう。
statistics-channels設定が無い場合、namedは統計情報チャネルは提供しません。